AI搭載の電子カルテを安く導入するには?おすすめのAI搭載の電子カルテも紹介!

  • 2023年12月26日
  • 2024年3月6日
  • コラム

AI搭載の電子カルテを補助金を利用して導入する

近年、あらゆる業界でAI技術が活用されており、医療の現場でもAI技術を活用するケースが増えています。

その一つとしてあげられるのが、AIを搭載された電子カルテです。

通常の電子カルテと比べて幅広いメリットがあるとされていますが、具体的におすすめの理由はどういった点があげられるのでしょうか。

今回はAI搭載の電子カルテがおすすめの理由や、おすすめの電子カルテ、コストを抑えて導入する方法までご紹介します。

電子カルテの導入を検討されている医療機関にとっておすすめの情報となっているので、ぜひ参考にしてみてください。


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AI搭載の電子カルテとは?

電子カルテを利用したクリニック

そもそもAIを搭載した電子カルテは、自動学習機能等によりカルテの入力時間を削減できたり、音声認識とAI技術を組み合わせることにより、診察中の会話の内容を自動でカルテに入力できるシステムとなっていたり、医療従事者の業務負担を大幅に改善できる機能が搭載されています。

AIが搭載されていない電子カルテと比べても業務効率に役立つ機能が整っているため、業務をより効率的に進めたいと感じている方は、AI搭載の電子カルテがおすすめです。

ただし、それぞれのメーカーによって使われている機能等も異なるため、選ぶ際にはAI技術によってどのような課題が解決できるのかチェックしてから導入することをおすすめします。

AI搭載の電子カルテがおすすめの理由

AIを搭載した電子カルテ

ここからはAI搭載の電子カルテがなぜ選ばれているのかについて紹介します。AI搭載の電子カルテがおすすめと言われる理由は、大きく分けて3つあるので参考にしてください。

➀医療現場の業務の改善

AI搭載の電子カルテを活用することによって、医療現場の効率化など業務の改善につながっています。

具体的な例としては、AI搭載の電子カルテには多くが入力補助機能を搭載しています。これは、AIにカルテ情報を記載する内容やよく使う病名や標準的な処方などを登録し、簡単に入力できるようになる機能です。

そもそも電子カルテは紙のタイプに比べてカルテ情報を記載しやすく、効率化につながりますが、AIが搭載されていることでカルテ作成にかかる時間をさらに短縮することができるのです。

カルテの精度が高く、作成時間も大幅に削減できるメリットがあるため、AI搭載のカルテは今後必要不可欠なものとなるでしょう。

過疎地の医療支援につながる

過疎地では、医師が不足しているだけではなく医療機関が少ないのも現状としてあります。また、こうした状況では専門外の疾患を診療しなければならないケースも出てくるため、患者さんにとっては適切な医療を受けられないのではないかと心配に思われることも少なくないのです。

このような医療現場にAI技術が導入されることによって、患者さんの症状に合った対処法が電子カルテに入力され、その正確な情報を現地の医師が確認できるため、専門外であっても診療しやすくなるといったメリットがあります。

AIはこのような過疎地の医療支援にも役立つ技術となっているため、医療の分野でもなくてはならない技術となるでしょう。

人手不足の解消につながる

AIは事前にプログラミングされたものや、学習した業務や作業をミスなく正確に対応できるといったメリットがあります。

作業は指示を与えることで休まず対応してくれるため、人件費の削減や人手不足の解消にもつながるのです。人件費は病院の経営を悩ませる原因の一つとなりますが、それを削減できれば病院の利益の増加にもつなげられます。

また、人手不足に悩んでいる医療機関に関しても、AI技術を導入することでカルテの作成から受付業務の対応まで可能なので、大幅な作業負担軽減につながり、人手不足解消も可能にしてくれるのです。

このように、AI搭載の電子カルテには幅広いメリットがあります。特に業務の効率化につなげられる最新の電子カルテの導入を検討されている方にはおすすめと言えるでしょう。

AI搭載おすすめの電子カルテ3選

ここからは、実際にAIが搭載されているおすすめの電子カルテを紹介します。AIが搭載されている電子カルテをお探しの場合はぜひ参考にしてください。

クリアス

クリアスの特徴

公式サイト:https://clius.jp/

クリアスは、AI搭載の電子カルテであり、内科、外科、眼科、耳鼻咽喉科など幅広い医療機関に導入されています。

ITトレンドの電子カルテ部門でもランキング1位に輝いており、導入した医療機関からも「予約・在宅・経営分析までついて低価格。開業したての診療所には特に助かる。」といった声や「クリニックに遅くまで残って仕事をすることがなくなり、生活リズムも安定するようになった。」など、喜びの声が多数上がっています。

クリアスのAI機能は、診療の効率化のために搭載されているものです。

具体的には自動学習によるランキング表示機能で、よく使う処方・セット・SOAPを即座に選択できます。画面設計も直感的で美しいデザインとなっているため、導入した瞬間に使いやすさをわかってもらえるでしょう。

特にAI搭載の電子カルテの中でも、カルテの記入から経営まであらゆる作業を効率化したいと考えているならクリアスがおすすめです。

クリアスが選ばれる理由

  • 外来・在宅・オンライン診療に標準対応
  • AI機能を搭載した圧倒的な使いやすさ
  • 機器・システム連携実績300種類以上
  • あらゆる医療機関から選ばれているオールマイティ
  • 導入支援・サポートが充実している

クリアスについて詳しく知りたい方は、下の記事をご覧ください。

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エムスリーデジカル

エムスリーデジカルの機能

公式サイト:https://digikar.co.jp/

エムスリーデジカルは、導入件数5,000件を突破しているAI搭載のクラウド型電子カルテです。

AIによる自動学習機能が搭載されており、カルテに入っている全患者への処置行為を学習できるため、電子カルテを使用している医師の処置行為パターンが「よく使うパターンリスト」として表示されるようになります。

使えば使うほど学習機能によって作業が楽になっていくというのは大きなメリットと言えるでしょう。

また、AIについては約1.7万人分のカルテデータをパターン分析することで開発されているので、精度についても問題なく高いと言えます。

その他にもエムスリーデジカルは、紙のタイプのように使いたい医師のために、iPadを使うことで紙に書くのと同じように文字を書き込むことも可能です。

患者さんとの会話でちょっとしたメモとして使いたい場合にも活用できるので便利機能が整っています。

エムスリーデジカルが選ばれる理由

  • AI自動学習機能で入力時間を80%削減
  • iPadやスマホでも使える予約や会計システムとの連携も充実
  • 15年間で約1,000万円 コストを削減
  • サポートが充実している

kanaVo

kanaVoの機能

公式サイト:https://www.kanatato.co.jp/

kanaVoは、音声認識とAIにより診察中の会話を10秒程度でカルテ形式に要約するクラウドツールです。

会話内容は医師と患者さんで声を分離することで、チャットのように音声を文字で起こしてくれます。

チャット形式で会話内容を確認することもできますし、いつでも指定箇所を音声確認できる点も魅力があります。

診療内容の振り返りを容易にできる電子カルテをお探しならkanaVoがおすすめと言えるでしょう。

ただし、あくまでも会話をカルテ化する機能となっているため、予約や会計、経営の部分まで一元管理はできません。

kanaVo が選ばれる理由

  • 音声認識とAIにより診察中の会話を10秒程度でカルテ形式に要約できる
  • スマホアプリ・リモートアプリにも対応
  • 音声記録を残せる
  • 患者さんとのコミュニケーションをいつでも振り返ることが可能

AI搭載の電子カルテを安く導入するためには?

IT導入補助金を電子カルテに利用する

電子カルテを利用してみたいものの、導入コストが気になっている方も多いのではないでしょうか。

実際に紙のカルテと比べてコストがかかるため、導入を悩むケースも多いでしょう。

しかし、電子カルテは負担を減らして安く導入する方法もいくつかあります。その中でも今回は2つのポイントについて紹介します。

クラウド型を選ぶ

まず、費用を抑えることに焦点を当てた選び方としては、クラウド型を選択することです。

電子カルテにはそもそもクラウド型とオンプレミス型の2種類があります。

その中でもオンプレミス型は自院内にサーバーを設置しなければならないなど、初期費用は大きくなる傾向にあります。

その点、クラウド型であれば、サーバーを設置しなくてもインターネット環境があればすぐに導入ができます。

利用料金についても月額の使用料のみとなっており、初期費用で大きなコストを支出する必要はありません。

これらのことからも、できる限りコストを抑えたいと考えているなら、クラウド型の電子カルテを検討しましょう。

クラウド型とオンプレミス型の電子カルテについて詳しく知りたい方は、下記の記事でも紹介しているので併せてご確認ください。

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クラウド型電子カルテのメリット・デメリットについて

補助金を利用する

電子カルテの導入には補助金が利用できることをご存じですか。現在であれば「IT導入補助金」や「医療情報化支援基金」の2種類があり、どちらも電子カルテの導入にかかる経費の一部を支援してもらえます。

補助金は原則返済不要であり、融資に比べてもコストの負担が抑えられるといったメリットがあります。

ただし、採択されなければ利用できないため、申請における複雑な手間を省くためにも、補助金の活用を検討している場合は専門家への依頼がおすすめです。

まとめ

今回はAI搭載の電子カルテについて紹介しました。通常の電子カルテと比べても効率よくカルテを作成することができ、医師や看護師など医療従事者の負担を大幅に軽減できます。

また、おすすめのAI搭載の電子カルテについてもいくつか紹介しましたが、それぞれ機能やデザイン性なども異なるため、選ぶ際には自院の課題を解決できる機能が搭載されているかをチェックすることが大切です。

電子カルテは、業務の効率化や負担軽減につながる便利なツールなので、紙のカルテからの移行を検討されている方は、ぜひ導入について検討してみてください。

メディカルツールナビでは、IT導入補助金を用いた電子カルテの導入支援を行っています。補助金を活用することで通常の半額でツールを導入することができます。お客様のお悩みのヒアリングをもとに最適ツールのご提案、補助金の申請、ツールの導入まで一気通貫でサポートさせていただきます。

また、初回相談は無料となっています。「補助金の対象になるの?」「どのツールが合ってるの?」など、電子カルテや補助金に関するお悩みやご相談のある方はお気軽にお問い合わせください。