医療費自動精算機TH-Xについて紹介!様々な補助金が使える?!

医療機関における会計作業の負担軽減や、患者さんの満足度向上には医療費自動精算機が大きな役割を果たしてくれるため、導入を検討している医療機関も多いのではないでしょうか。

医療費自動精算機を導入することで幅広いメリットを得られますが、導入コストの点で自院に設置するか悩むケースも少なくありません。このようなケースで活用を検討したいのが補助金です。

補助金は融資とは異なり、原則として返済不要であり、大幅にコストの負担を抑えることが可能になります。

本記事では、医療機関から特に人気を集めている「医療費自動精算機TH-X」の概要や特徴について紹介し、導入に活用できる補助金の種類についてもご紹介します。

医療費自動精算機TH-Xの導入を検討されている医療機関で、補助金の活用を検討しているならぜひ参考にしてください。


メディカルツールナビでは、お客様におすすめの電子カルテの無料診断を行っています。下のボタンよりフォームに回答してご利用ください。

医療費自動精算機TH-Xとは?

医療費自動精算機TH-Xについて

公式サイト:医療費自動精算機TH-X

医療費自動精算機TH-Xは、ALMEXが提供している医療費自動精算機の一つです。医療費自動精算機TH-Xはよりスタンダードなタイプとなっており、性能に優れていながら簡単な操作で支払い手続きを行えるのが特徴の一つとなっています。

医療機関だけではなく、患者さんからの評判も高い医療費自動精算機となっているため、幅広い病院、クリニックに導入されています。

また、医療費自動精算機TH-Xは、TH Seriesの中でも安価に設定されていますので、コストが気になる医療機関でも導入しやすいのが特徴です。

医療費自動精算機TH-Xの特徴

医療費自動精算機TH-Xの特徴

ここからは、医療費自動精算機TH-Xの特徴をご紹介します。医療費自動精算機の中でもどのような点が優れているのかチェックしたい方は参考にしてください。

釣銭補充不要

医療費自動精算機TH-Xは、医療機関に特化した精算機であるため、管理・運用に関してはできる限り人の手が必要にならないような設計となっています。

中でも魅力的な点としては、釣銭補充が不要な点です。2千円札についてはリサイクルができませんが、その他の紙幣は一度機会に投入されたら再び釣銭として使用することが可能です。

これにより、会計スタッフは頻繁に釣銭を補充する必要がありません。人の手をあまり必要としないため手間を省くことができますし、運用の効率化を図れます。

医療費自動精算機は、導入効果を得られるためにも運用の負担をどれだけ減らせられるかがポイントでもあるため、釣銭補充が不要な点は大きなメリットと言えるでしょう。

キャッシュレス決済にも対応

医療費自動精算機TH-Xは、現金のみならずキャッシュレス決済も可能です。これにより、患者さんは複数の支払いオプションの中から選択でき、現金のみの決済に比べても利便性が高くなる特徴があります。

また、キャッシュレス決済に対応していると、現金での支払いに比べてスムーズな会計が可能になります。これにより待ち時間を短縮させる効果があるため、患者さん満足度向上にもつながります。特に混雑時における待ち時間の削減ができる点は、大きなメリットと言えるでしょう。

セキュリティ対策

医療費自動精算機は、無人で会計処理が行えるため、セキュリティ面で心配に思われている方も多いでしょう。

しかし、医療費自動精算機TH-Xなら入出金部手元カメラや、硬貨払出カメラを標準装備しているため、セキュリティ強化の効果が期待できます。

具体的にはカメラがすべての取引を記録できることで、不正行為や盗難防止につながります。また、支払いや釣銭に関する問題が発生した場合、手元映像が証拠として活用できるため、万が一の問題が発生した際にも迅速に対応できる特徴があります。

このように、医療費自動精算機TH-Xにはセキュリティ対策にも優れているメリットがあるため、セキュリティ面で心配されている医療機関にとっても導入がしやすくなっています。


クリニックに自動精算機を導入する際におすすめの補助金につきましては、以下の記事を参考にしてください。

医療費自動精算機TH-Xの機能

医療費自動精算機TH-Xの機能

ここからは、医療費自動精算機TH-Xで使える機能について紹介します。機能と概要を簡単にまとめていますので、機能面を知りたい方は参考にしてください。

①全金種取り扱い

硬貨・紙幣とも全金種取り扱い可能です。紙幣なら最大で20枚を一括投入でき、医療費が高額になっても支払いをスムーズにできます。また、2千円札以外はリサイクルが可能なので、こまめな釣銭補充が不要となります。

②入出金部手元カメラ/硬貨払出カメラ標準搭載

精算機の操作時は、手元映像を記録することが可能です。不正防止はもちろんのこと、万が一の問題が発生した際にも証拠として残すことができます。

③キャッシュレス精算

下記のキャッシュレス精算に対応しています。

  • 銀行Pay(銀行Payアプリとの連携をすることで、QRコードによる市はリアが可能です)
  • クレジットカード(VISA、MasterCard、JCBなどの各種クレジットカードに対応)
  • 交通系ICカード(Suica、PASMO、ICOCAなど交通系ICカードによる決済)

※交通系ICカードはオプションとなり、今後対応予定

④バーコードリーダー(オプション)

診察券やスマートフォンに表示されるQRコードや一次元バーコードの読み取りを素早く正確にできます。

⑤プリンター選択

サーマルプリンターを2台搭載し、領収書・明細書の発行、もしくはレーザープリンターでの用紙発行を選択できます。

⑥3インチサーバルプリンタ(オプション)

サーマル、レーザープリンターのほか、クレジットカード決済明細書や職員入出金時の各種レシートの出力が可能です。

⑦サイドパーテーション

LEDサイドバーテーションを採用しており、プライバシー保護や精算機の稼働状況が一目でわかるようになっています。

医療費自動精算機TH-Xの導入に使える補助金

ここまで医療費自動精算機TH-Xの特徴から機能まで紹介しましたが、導入をするならできる限りコストの負担を抑えたいのではないでしょうか。導入コストの負担を抑えるには、補助金の活用がおすすめです。

下記では医療費自動精算機TH-Xの導入に活用できる補助金の種類について紹介するので、目的や条件にマッチする補助金がある場合は、ぜひご活用ください。

IT導入補助金

IT導入補助金

公式サイト:IT導入補助金

IT導入補助金とは、さまざまな経営課題を解決するためのITツール導入を支援するための補助金です。

幅広い補助金の種類がある中で、医療費自動精算機を導入するには最も適した制度となっているため、条件や目的にマッチする場合はIT導入補助金の活用がおすすめです。

対象となるITツールは?

IT導入補助金では幅広いITツールが対象となっており、具体的には下記のデジタル化を進める際に補助金を活用できます。あくまでも一例となりますので、その他のITツールでも条件や目的にマッチしていれば申請が可能です。

  • 決済
  • 会計
  • 受発注
  • セキュリティ
  • レジ・券売機
  • PC・タブレット
  • プリンター・スキャナー・複合機

上記がIT導入補助金の対象となるITツールとなり、医療費自動精算機TH-Xも対象です。

補助額と補助率

IT導入補助金にはいつかの申請枠がありますが、医療費自動精算機はハードウェアとなりますので、「インボイス枠(インボイス対応類型)」で申請する必要があります。

申請枠によって補助額と補助率が変わるので、下記では医療費自動精算機が対象となる「インボイス枠(インボイス対応類型)」の補助額と補助率を紹介しています。

【インボイス制度に対応した会計・受発注・決済ソフト】

補助率補助額
3/4以内、4/5以内 ※150万円以下 ※2
2/3以内50万円超~350万円以下 ※3 ※4

【医療費自動精算機のハードウェア等】

補助対象補助率補助額
PC・タブレット等1/2以内10万円以下
レジ・券売機等20万円以下

※1 中小企業は3/4、小規模事業者は4/5

※2 会計・受発注・決済のうち1機能以上を有することが機能要件

※3 補助額50万円超の際の補助率は、補助額のうち50万円以下については3/4(小規模事業者は4/5)、50万円超については2/3

※4 会計・受発注・決済のうち2機能以上を有することが機能要件

ものづくり補助金

ものづくり補助金

公式サイト:ものづくり補助金

ものづくり補助金は、中小企業や小規模事業者等が新たな製品やサービスを開発する際にかかった費用の一部を支援してもらえる補助金です。

ものづくり補助金と聞くと、製造業向けの補助金をイメージされる方もいるかと思いますが、実際には製造業のみならず医療機関等幅広い業種が対象となります。

また、2024年からは「省力化(オーダーメイド枠)」等もありますので、省力化のための取り組み等も補助対象となっています。

人気の補助金で補助額も大きいのが特徴の一つなので、医療費自動精算機の導入コストを抑えたい医療機関はぜひ活用してみてください。

対象となる経費

ものづくり補助金は、人手不足の解消に向けて、デジタル技術等を活用した専用設備(オーダーメイド設備)の導入が対象です。幅広い機器・設備の導入が対象となり、対人接触機会を減らすための医療費自動精算機も対象となります。

補助額と補助率

ものづくり補助金の補助額と補助率は下記の通りです。従業員数や企業規模によって異なるので、当てはまる部分を参考にしてください。

【補助額・補助率】

従業員数5人以下 :100万円~750万円

 6~20人 :100万円~1,500万円

 21~50人 :100万円~3,000万円

 51~99人 :100万円~5,000万円

 100人以上:100万円~8,000万円

 補助金額が1,500万円まで1,500万円を超える部分
中小企業1/21/3
小規模企業者・小規模事業者2/31/3

医療機関向けの「病院診療デジタル推進事業補助金」につきましては、以下の記事を参考にしてください。

まとめ

今回は、医療費自動精算機TH-Xの概要から特徴、機能などを詳しく紹介しました。使いやすく、医療事務スタッフの負担を大幅に軽減できる自動精算機であるため、幅広い医療機関から導入されています。

現在であればIT導入補助金やものづくり補助金、各都道府県で実施されている補助金等がありますので、コストを抑えて導入したい医療機関は補助金の活用も検討してください。


メディカルツールナビでは、IT導入補助金を用いた電子カルテの導入支援を行っています。補助金を活用することで通常の半額でツールを導入することができます。お客様のお悩みのヒアリングをもとに最適ツールのご提案、補助金の申請、ツールの導入まで一気通貫でサポートさせていただきます。

また、初回相談は無料となっています。「補助金の対象になるの?」「どのツールが合ってるの?」など、電子カルテや補助金に関するお悩みやご相談のある方はお気軽にお問い合わせください。