電子カルテには幅広い種類があり、どのツールが最適か悩まれている医療機関も多いでしょう。
導入後に後悔しないためには、さまざまな種類の電子カルテを比較し、自院に適したツールを選ぶのが最適です。
本記事では、電子カルテの選び方で失敗しないために、シェアランキングを紹介します。
参考にしていただくことで、どの電子カルテが多くの医療機関で使用されているのかがわかるので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
メディカルツールナビでは、お客様におすすめの電子カルテの無料診断を行っています。下のボタンよりフォームに回答してご利用ください。
【2024年度最新版】電子カルテのシェアランキング
ここからは2024年度最新版の電子カルテシェアランキングを紹介します。下記で紹介している電子カルテは、「日経メディカル」で公表されているアンケート結果の最新版を参考にしています。
調査結果について知りたい方は、下記に公式サイトがあるので、そちらも参考にしてください。
公式サイト:【医師976人に聞いた】電子カルテ導入シェアランキング(日経メディカル)
電子カルテの導入の際に活用できる補助金に関しましては、以下の記事で詳しく解説していますのでよろしければご覧ください。
電子カルテとは、その名の通り紙のカルテを電子化し、電子情報として一括管理、編集が可能なシステムのことです。 業務効率化や省スペース化、必要な情報をリアルタイムで確認できるなど幅広いメリットがあるため、導入を検討している医療機関も数多[…]
第1位:Medicom-HRf Hybrid Cloud
公式サイト:Medicom-HRf Hybrid Cloud
日経メディカルの「【医師976人に聞いた】電子カルテ導入シェアランキング」にて第1位に輝いたのが「Medicomシリーズ」です。
Medicomシリーズは幅広い医療機関から人気がありますが、その中でも注目されているのが「Medicom-HRf Hybrid Cloud」です。
この電子カルテは、初めて導入される方でも直感的に使いやすく、操作等の知識も専門用語を学ぶ必要がありません。
医療関係者であればすぐに使いこなせるようになることから、電子カルテの中でもトップクラスの人気を誇ります。
Medicom-HRf Hybrid Cloud のおすすめポイント!
下記ではMedicom-HRf Hybrid Cloudのおすすめポイントをまとめていますので、他製品との比較の際に参考にしてください。
- スムーズな操作性と見やすいインターフェースにより効率化が徹底されている
- 診療所の特性に合わせて画面をカスタマイズできる
- 各種機器からのデータを電子カルテに連携できる
- デバイス&ロケーションフリーで院外でも電子カルテの利用が可能
- 万が一の時でも安心のバックアップ、セキュリティ、サポート体制も充実
第2位:ダイナミックス「Dynamics」
公式サイト:Dynamics
Dynamicsは、株式会社ダイナミックスが提供するオンプレミス型の電子カルテです。日経メディカルの前回のアンケートでは1位も獲得したことがある人気の電子カルテになります。
Dynamicsは、オンプレミス型でありながら低価格であることが人気の理由の一つです。初年度こそ352,000円かかりますが、2年目以降は月額11,000円の価格に設定され、リーズナブルであることがわかります。
また、Dynamicsは医師が開発した電子カルテであるため、使い勝手が良く、信頼性が高いことでも知られています。
オンプレミス型で使いやすく、導入しやすい価格帯の電子カルテをお探しならDynamicsをご検討ください。
ダイナミックス「Dynamics」のおすすめポイント!
下記ではDynamicsのおすすめポイントをまとめていますので、比較の際に参考にしてください。
- 医師が開発したソフトで使い勝手が良い
- 「電子保存の三原則」ガイドラインに完全対応
- 低コストで導入しやすい
- レセコン・電子カルテ一体型で経営の部分まで支援
- ユーザー同士の交流・情報交換があり、これらのニーズを開発に取り入れてくれる
第3位:エムスリーデジカル「M3 DigiKar」
公式サイト:M3 DigiKar
日経メディカルの電子カルテシェアランキング第3位に輝いたのは「エムスリーデジカル」です。
30万人の医師に寄り添って開発された電子カルテとなっており、クラウド型電子カルテの決定版として幅広い医師に選ばれています。
また、エムスリーデジカルは電子カルテとしては珍しいAI自動学習機能も搭載されているため、入力の手間等を大幅に軽減できるのも魅力の一つです。
その他にもクラウド型であるため、レセコン一体型は月額24,800円、ORCA連動型プランは月額11,800円とリーズナブルな価格帯になっていることも特徴の一つとなっています。
エムスリーデジカル「M3 DigiKar」のおすすめポイント!
下記ではエムスリーデジカルのおすすめポイントについてまとめていますので、選ぶ際の参考にしてください。
- リーズナブルな価格帯で電子カルテシステムを提供
- AI自動学習機能で入力時間を80%削減
- 院内システム連携も楽に行える
- 充実したサポート体制だから導入も悩まない
第4位:ユヤマ「BrainBox」
公式サイト:BrainBox
ユヤマ「BrainBox」は、カスタマイズ性が高い電子カルテとして知られており、オリジナル仕様で医師にとって使いやすい電子カルテを実現できます。
オンプレミス型はもちろん、クラウド型も提供しているため、医師の希望に沿ってどちらも選択できるようになっています。
BrainBoxがシェアランキング4位の理由の一つに、どのような診療にも使いやすいといった点があげられます。院内はもちろん、在宅診療にも対応しているため、オールマイティな電子カルテを選びたい方におすすめです。
ユヤマ「BrainBox」のおすすめポイント!
下記ではユヤマ「BrainBox」のおすすめポイントを掲載しています。他の電子カルテとの比較の際の参考にしてください。
- 業務効率化に最適の操作性の高さ
- 最新AIによるオーダー支援
- 充実した医薬品情報
- 在宅医療にも対応可能
- カルテの確認はPCのみならずスマホやタブレットでも可能
電子カルテの普及率やメリットに関しましては、以下の記事で詳しく解説していますので、よろしければご覧ください。
電子カルテが普及しない理由 近年、さまざまな業界でデジタル化が進み、医療機関においても電子カルテの導入などデジタル化の流れが広まってきています。 しかし、医療機関における電子カルテの普及率については、大きく増えているかというとそうではあり[…]
第5位:ビー・エム・エル「Qualisシリーズ」
公式サイト:Qualisシリーズ
電子カルテシェアランキング第5位はビー・エム・エルの「Qualisシリーズ」です。
Qualisは、従来までオンプレミス型の電子カルテを提供していましたが、現在ではクラウド型の電子カルテに一本化して提供されています。
クラウド型でも従来のオンプレミス型と使い勝手がほとんど変わらず、機能はさらに充実しているため、多くの医師から選ばれています。
Qualisは、来院時に実施する予定の検査情報や投薬情報をカルテに登録できる未来カルテ機能があります。事前に登録できることで業務効率化につながるので、他にはないメリットと言えるでしょう。
ビー・エム・エル「Qualisシリーズ」のおすすめポイント!
下記ではQualisのおすすめポイントをまとめていますので、そちらも参考にしてください。
- シンプルな運用から複雑な運用まで、自由度の高いカスタマイズ性を実現
- 医療機器やシステムとの連携は200種類以上
- 万全なセキュリティ対策であらゆる脅威からもデータをしっかり保護
- サポートセンターによる支援体制が完備されているから導入も安心
第6位:メドレー「CLINICS」
公式サイト:CLINICS
CLINICSは、株式会社メドレーが提供するクラウド型の電子カルテです。診療業務の効率化を実現するクラウド診療支援システムとして、電子カルテシェアランキングのTOP10入りを果たしました。
CLINICSは、幅広い種類の中でも、臨床医とデザイナー目線でUIにとことんこだわった電子カルテとしても知られています。機能面ももちろん大切ですが、使い勝手の良さを重視している方は、CLINICSがおすすめです。
また、CLINICSは他システムとの連携も充実しているので、オンライン診療等もすべてシステム内で管理できます。
特にクリニックや病院等で導入を検討されているケースでは、CLINICSがおすすめです。
メドレー「CLINICS」のおすすめポイント!
下記ではCLINICSのおすすめポイントをまとめていますので、気になった方は参考にしてください。
- 臨床医とデザイナー目線で徹底的にUIにこだわったクラウド型電子カルテ
- 予約、事前問診、キャッシュレス決済、処方箋の配送等をワンストップで完結できる
- さまざまな規模、診療科目の医療機関に対応している
第7位:EMシステムズ「MAPs for CLINIC」
公式サイト:MAPs for CLINIC
MAPs for CLINICは、直感的な捜査官で、プロが求める機能が豊富に揃えられているクラウド型の電子カルテです。
提供する電子カルテは見やすく、使いやすいとの評判があるので、操作性にこだわる医師にとって選んでも後悔しない電子カルテとなっています。
また、初期ライセンス費用が0円に設定されているため、導入費用が安くことも特徴の一つです。特に初期費用を抑えて導入を検討している病院やクリニックにとって最適な電子カルテです。
その他にもクラウド型の問題としてあげられるネットワークの遮断も、無線を利用したサーバーへのアクセス等により、ローカル環境でも入力・対応が可能になっているので安心です。
EMシステムズ「MAPs for CLINIC」のおすすめポイント!
下記ではMAPs for CLINICの特徴を簡単にまとめています。興味がある方は参考にしながら他製品と比較してみてください。
- 電子カルテ定着に重要となる操作性にこだわった電子カルテ
- 初期費用を抑えることで導入にかかる負担を軽減
- クラウドシステムでも安定の稼働率
第8位:エムスリーソリューションズ「Doctor’s Desktop3」
公式サイト:Doctor’s Desktop3
Doctor’s Desktop3は、診療向け電子カルテとして、隅々まで操作性を追求し、大幅な作業効率化を実現できるオンプレミス型の電子カルテです。
また、日医標準レセプトソフトORCAとの連携も可能で、ORCAと併用される電子カルテではシェアトップクラスで幅広い医療機関に導入されています。
その他にもDoctor’s Desktop3は、電子カルテの導入と運用サポートが充実しています。システム企画開発はもちろんのこと、導入、保守、メンテナンスまで一貫してトータルサポートを実現してくれるため、初めて電子カルテを導入される病院、クリニックも安心です。
エムスリーソリューションズ「Doctor’s Desktop3」のおすすめポイント!
下記ではエムスリーソリューションズのDoctor’s Desktop3の特徴を簡単にまとめましたので、導入を検討されている医療機関は参考にしてください。
- ORCA 連携電子カルテでシェアトップクラス
- 連携が充実しているから受付から診察、会計までスムーズでストレスフリー
- オンプレミスの中でも低価格の導入を実現できる
まとめ
今回は、2024年度版の最新の電子カルテシェアランキングを紹介しました。多くの医療機関から選ばれている電子カルテを知ることで、選ぶ際の比較に役立ちますし、導入後の後悔を防げるので、今回紹介した内容を参考にしながら自院に適した電子カルテを導入してください。
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