調剤・医科・歯科それぞれにおすすめのレセコンを紹介!レセコンをIT導入補助金で安く導入しよう

  • 2024年7月31日
  • 2024年7月30日
  • コラム

電子カルテを導入するにあたって、同時にレセコンの導入も検討されている医師は多いのではないでしょうか。

しかし、レセコンといってもさまざまな種類があり、どの製品を選べばいいのか悩むケースもあります。

本記事では、レセコンについての簡単な説明をし、調剤・医科・歯科別におすすめのレセコンを詳しく紹介します。レセコンの導入で悩まれている医師にとっておすすめの内容となっているので、ぜひ参考にしてください。


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レセコンとは?

レセコン 概要

レセコン(レセプトコンピュータ)とは、医療機関で診療報酬請求書(レセプト)を作成・管理するための専用システムのことです。

診療内容や薬剤の情報を入力することで、保険請求に必要な書類を自動的に生成し、提出までをサポートしてくれます。手作業で作成・管理する方法と比べてミスを減らすことができるため、業務効率を大幅に向上させられるメリットがあります。

実際にレセコンは多くの医療機関に導入されており、電子カルテと同時に導入をしたり、連携したりするケースも増えています。

レセコンの種類

レセコンといっても幅広い種類が販売されており、種類としては大きく分けると下記の2つが存在しています。

  • レセコン一体型
  • レセコン連動型

一体型は、簡単に説明すると電子カルテとレセコンの機能が備わっているシステムのことです。連携をしなくても両者の機能が使えることから、初めて電子カルテを導入する医療機関におすすめです。

一方、連動型は、電子カルテと別々になっているシステムのことです。導入する際には電子カルテとレセコンが別々になっていますので、選ぶ際には両者が連携できることが最も重要なポイントになります。

また、一体型と連動型以外にも、システムには下記の提供形態があります。

  • オンプレミス型
  • クラウド型

オンプレミス型とクラウド型については、下記の表で簡単に説明しているので、各医療機関の環境に合ったものを選択してください。

 良い点悪い点
オンプレミス型・インターネット環境がなくても使用できる・使用は院内のみ ・災害時にはデータを失うリスクがある
クラウド型・導入コストが低価格 ・院内、院外どちらでも使用できる・インターネット回線が命となり、異常があると使用できなくなる

レセコンの相場

レセコンの相場は、導入する機能やサービス、メーカーによっても異なります。

一般的な相場としては、初期費用が200万円~300万円程度となっており、これにはハードウェアの費用も含まれています。

また、月額料金に関しては、クラウド型の場合は20,000円からが一般的な相場となっており、サービスによっては追加接続ごとにプラスで費用がかかるケースがあります。オンプレミス型については、初期費用が高くなるケースが多くなっていますが、月額料金に関してはかからないのが一般的です。

その他、サポート体制によっても費用が異なります。各サービスによってサポートにかかる費用は異なりますので、導入する際にはメーカーの公式サイトをチェックすることが大切です。

レセコンの選び方

ここまでレセコンの概要から種類、一般的な相場について紹介しました。それらを踏まえたうえで選ぶ際には下記の4つのポイントが重要になります。

  • 一体型か連動型かそれぞれのメリット・デメリットを比較し、自院に適したものを導入する
  • 初期費用を抑えたいならクラウド型、月額負担を減らしたいならオンプレミス型
  • 初めて導入する場合はサポート体制の有無もチェックする
  • レセプト点検機能があるかもチェックする

重要なポイントとしては、上記の4つのポイントとなります。選ぶ際には機能面等も大切ですが、上記の内容を参考にしながら比較することで失敗のリスクも減らすことができるでしょう。

医科におすすめのレセコン2選

ここからは、医科、調剤、歯科別でおすすめのレセコンを紹介します。それぞれで適しているレセコンは異なりますので、選び方で悩まれている方はぜひ参考にしてください。それでははじめに、医科におすすめのレセコンを2選紹介します。

メディコム

メディコム

公式サイトはこちら:メディコム

メディコム(Medicom)は、ウィーメックス株式会社が提供する医療機関向けのレセコンシステムで、長い歴史と多くの実績を持つ製品です。

レセコンについては、日本で初めて開発したパイオニアであり、長年にわたって高いシェアを持っています。また、メディコムは幅広い電子カルテの連携に対応しているため、診療情報の一元管理が可能となります。

その他、点検アシスト機能も付いています。これは、レセプトデータの自動チェック機能や、ミスを減らすためのアシスト機能であり、正確なレセプト作成ができる点が魅力の一つとなっています。

数多くあるレセプトの中でも信頼と実績がある製品なので、これらの内容を重視される場合はメディコムの導入がおすすめです。

TOSMEC Aventy3.0

TOSMEC Aventy3.0

公式サイトはこちら:TOSMEC Aventy3.0

TOSMEC Aventy3.0は、エムスリーソリューションズ株式会社が提供する医科向けのレセコンシステムです。

医科での利用がおすすめの点として、電子カルテとのシームレスな連携があげられます。多くの電子カルテシステムとの連携が可能であり、診療記録や患者情報も一元管理ができます。医科では診療情報の入力とレセプト作成をスムーズに行う必要があるため、それらを同時に行えるTOSMEC Aventy3.0は多くの医科で選ばれています。

また、レセプトの作成に手間がかからないのも魅力の一つです。TOSMEC Aventy3.0にはレセプトチェック機能が搭載されており、入力ミスや漏れを防ぐことが可能です。レセプトのミスを減らし、正確性を高めたいと感じている場合には特におすすめです。

その他に選ばれている点としては、導入コストがあげられます。比較的リーズナブルに設定されており、初期費用とランニングコストのバランスが取れているため、コスト面の負担を減らしたいと感じている病院にもおすすめです。

調剤薬局におすすめのレセコン2選

次に、調剤薬局におすすめのレセコンを紹介します。調剤薬局に特化したレセコンをお探しの方は、こちらの見出しを参考にしてください。

P-CUBE

 P-CUBE

公式サイトはこちら:P-CUBE

P-CUBEは、ユニケソフトウェアリサーチ株式会社が提供する調剤薬局向けのレセコンシステムです。

P-CUBEの特徴は、電子薬歴システムと連携しており、患者の服薬情報や過去の処方情報を一元管理することが可能な点です。一元管理できることで、薬剤師が迅速かつ正確に処方を確認し、患者に最適なサービスを提供できるようになります。

また、直感的なインターフェースにより、操作性に優れているのも特徴の一つです。初めてレセコンを操作するスタッフでも簡単に扱えるのが魅力の一つなので、多くの調剤薬局で導入が進んでいます。

その他にもP-CUBEは、リーズナブルな価格が選ばれている理由の一つでもあります。具体的には初期費用は一切必要なく、月額使用料のみです。最小限のコストで運用を始められますので、なるべく導入コストを抑えたいと考えている調剤薬局におすすめです。

ファーミーコネクト

ファーミーコネクト

公式サイト:ファーミーコネクト

ファーミーコネクトは、株式会社モイネットシステムが提供する調剤薬局向けのレセコンシステムです。

オールインワンレセコンであることが特徴の一つであり、導入することで電子薬歴や処方箋のQRコード読み込みなど、業務に必要な機能はすべて標準装備されています。

また、低コストでわかりやすい価格設定なのも多くの調剤薬局で選ばれている理由の一つです。設立当初から公平な価格を貫いており、一律913,000円で利用可能です。もちろんオプション価格も一切ありませんし、月額料金も無料です。低コストも人気の理由の一つですが、さらにサポートも5年間付属しているため、万が一不明点がある場合も問題なく対応してくれます。

これらのことから、レセコンシステムを一括で購入して導入したい調剤薬局におすすめであり、さらにサポートも充実しているサービスを選びたいならファーミーコネクトがおすすめです。

歯科におすすめのレセコン2選

ここまで医科、調剤薬局でおすすめのサービスを紹介しましたが、最後に歯科におすすめのレセコンシステムを紹介します。

POWER5G

POWER5G

公式サイト:POWER5G

POWER5Gは、デンタルシステムズ株式会社が提供する歯科向けのレセコンシステムです。

歯科診療に特化した設計となっており、診療内容の入力やレセプト作成がスムーズに行えるよう最適化されていることから、数多くの歯科医院で導入されています。

また、幅広い機能の中でも、特に歯科特有の診療報酬の計算や入力作業を簡単に行える機能が充実しているので、ミスを減らし、業務効率アップにもつなげられるのが特徴です。

その他にもPOWER5Gは、初期導入費用や運用コストがリーズナブルなので導入がしやすく、特に中小規模の歯科医院にとって導入しやすい価格設定が魅力となっています。

palette

palette

公式サイトはこちら:palette

paletteは、株式会社ミックが提供する歯科向けのレセコンシステムです。

歯科向けのレセコンの中でも、高いカスタマイズ性が特徴の一つとなっており、歯科医院のニーズに合わせてカルテ入力項目を自由にカスタマイズすることができます。例えば、頻繁に使用する薬品や処置をグループ分けし、必要な項目をすぐに見つけられるように設定できます。

また、標準的なレセプト機能に加え、予約管理、リコール(定期検診の通知)、患者分析、訪問診療、介護連携など、60もの機能から選んで実装できる点も魅力の一つです。幅広い業務ニーズに対応ができるため、使い勝手が良い歯科向けレセコンシステムとして人気があります。

まとめ

今回は、調剤、医科、歯科それぞれで適したレセコンシステムを紹介しました。紹介したシステムによって特徴などが異なるため、どのシステムが最も適しているか比較しながら選んでください。

また、レセコンの導入には一定のコストがかかり、そのコストが負担に思われている医療機関も多いでしょう。できる限り安く導入したいと考えている場合は、「IT導入補助金」の活用がおすすめです。

IT導入補助金はレセコンシステムの導入にかかる費用の2分の1が補助されるため、半額でシステムを導入できます。例えば100万円のシステムであれば、50万円の負担のみで導入できるので、大幅にコストの負担を軽減できるのが特徴です。

特に今回紹介したレセコンが気になっているけど、コストの問題で悩んでいるなら、IT導入補助金の活用も検討してください。


メディカルツールナビでは、IT導入補助金を用いた電子カルテの導入支援を行っています。補助金を活用することで通常の半額でツールを導入することができます。お客様のお悩みのヒアリングをもとに最適ツールのご提案、補助金の申請、ツールの導入まで一気通貫でサポートさせていただきます。

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