電子カルテとレセコンが連携したおすすめ商品を3つご紹介!

  • 2024年6月24日
  • 2024年6月23日
  • コラム

医療現場において、電子カルテとレセコンの連携は、業務効率の向上やサービスの質の向上につながります。実際に医療現場では電子カルテとレセコンが一体型となったシステムの導入が進んでおり、これから導入を検討している医療機関も多いでしょう。

しかし、導入するにあたってそもそも電子カルテとレセコンの違いは何か、連携することのメリットについて詳しく知らない方もいるかと思います。

そこで今回は、電子カルテとレセコンの違いや連携のメリットについて詳しく紹介します。また、導入を検討されている方向けに、おすすめの一体型システムもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。


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電子カルテとレセコンの違い

電子カルテとレセコンの違い

電子カルテとレセコンは、どちらも医療機関における重要なシステムですが、それぞれの役割や機能などには違いがあります。導入する際に失敗しないためにも、まずは電子カルテとレセコンの違いを紹介するので参考にしてください。

使用目的の違い

電子カルテとレセコンは、使用目的の違いが第一にあげられます。

電子カルテは、診療記録や患者情報の管理に重点を置いているシステムです。具体的には患者さんの基本情報や診療履歴、検査結果、処方履歴などの一元管理をするのが電子カルテとなっています。

一方、レセコンの使用目的は、診療報酬の請求業務を支援するためのものです。具体的には診療報酬の算定やレセプトの作成・管理などがあげられ、主に診療報酬の請求業務を支援するため、電子カルテとは使用目的が大きく異なります。

両者で目的は異なりますが、どちらも医療機関においては重要な役割がありますので、両者とも導入をした方が業務効率や医療の質の向上につなげられます。

使用者による違い

電子カルテとレセコンは、それぞれ使用者による違いがあります。

電子カルテは、例えば診療記録の作成や管理においては医師、看護師、薬剤師、その他医療スタッフが使用するケースがほとんどです。

一方、レセコンはレセプト作成や診療報酬の管理に使用するシステムとなりますので、事務スタッフや経理が使用するケースがほとんどです。

このように、電子カルテとレセコンでは使用者が異なりますので、それぞれ同じシステムではないことがわかります。


電子カルテの導入基準とコストに関しましては、下記の記事を参考にしてみて下さい。

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電子カルテの導入基準とコストについて

電子カルテとレセコンを連携するメリット

電子カルテとレセコンを連携するメリット

電子カルテとレセコンはそれぞれ異なる役割を持っており、どちらも医療現場には必要不可欠なシステムです。そのため、どちらも導入を検討している医療機関は多いかと思いますが、近年、電子カルテシステムにはレセコンと連携ができるものも増えています。

連携ができることで今まで以上に多くのメリットを得られると言われていますが、具体的なメリットとしては何があげられるのでしょうか。下記の見出しでは連携するメリットについてまとめていますので、参考にしてください。

業務の効率化につながる

電子カルテとレセコンを連携することで、さまざまな場面で業務の効率化につながります。例えば、連携していないケースでは、電子カルテに入力した情報をレセコンにも入力しなければならないなど手間となることがあります。

しかし、連携をしていれば電子カルテに入力した情報はレセコンにも自動的に反映されるため、二度入力する手間が減り、業務の効率化につながります。

また、連携をすることによって手作業で入力する手間を大幅に減らせるため、医療スタッフは入力作業に時間を取られることがなく、負担の軽減にもつながります。

ミスの減少につながる

医療現場においては、多くの情報を入力することも含まれており、具体的には診療で得た情報を電子カルテに入力し、それらをもとに請求書を作成することがあります。これらの作業を全て手作業で行うと、入力ミスなどが発生し、電子カルテに書かれた内容とレセプトに書かれた内容が異なるなどの問題も発生しやすくなります。

しかし、電子カルテとレセコンを連携していれば、診療の情報を一度入力してしまえば自動的にレセプトにも反映されるため、2回も同じ情報を入力する必要はありません。転記ミスを大幅に減らすことが可能になるため、入力ミスの減少にもつながるのです。

医療現場におけるミスは重大な問題になるケースもあるため、それを最小限にするためにも電子カルテとレセコンの連携は必要不可欠となっているのです。

コスト削減につながる

紙のカルテや、電子カルテとレセコンを連携していないケースでは、入力の手間がかかるため、その分人件費なども発生します。

しかし、連携していると手作業が大幅に減り、入力の手間も1回で済むので多くの人手が必要になることもありません。これによりスタッフの作業時間が大幅に短縮されるため、人件費の削減が可能になります。

電子カルテやレセコンのシステムの導入にはコストがかかりますが、最もコストがかかる部分は人件費と言われています。そのため、できる限りシステムを整え、コスト削減を目指したいなら電子カルテとレセコンの連携がおすすめです。

患者さんにとってもメリットがある

電子カルテとレセコンの連携は、医療現場だけではなく患者さんにとってもメリットがあります。

まず、電子カルテとレセコンを連携していると、医師や看護師が情報を素早く把握することができるため、医師や看護師が素早く対応できるメリットがあります。素早い対応は患者さんの安心にもつながるため、大きなメリットと言えるでしょう。

また、電子カルテとレセコンを連携していると、患者さんの情報が正確に反映されているため、診療や請求におけるミスを大幅に減らせます。ミスがないことは患者さんからの信頼も高まるため、大きなメリットと言えます。

使いやすい電子カルテに関しましては、下記の記事を参考にしてみて下さい。

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電子カルテとレセコンが一体となったシステム3選

ここからは、電子カルテとレセコンが一体となったシステムの導入を検討している医療機関向けに、おすすめ3選を紹介します。

それぞれのシステムで特徴なども異なりますので、選ぶ際には参考にしてください。

CLIUS

CLIUS

公式サイト:CLIUS

CLIUSは、使いやすさと効率性を追求したクラウド型電子カルテシステムであり、数多くの医療機関で導入されています。

レセコン機能も含まれており、診療記録を入力すると、同時に保険請求データも自動的に反映されるようになっています。自動的に反映されるため、情報の二重入力が不要になり、ミスも大幅に減らすことが可能です。

また、他の電子カルテシステムとは異なり、AIによる自動学習機能も含まれています。AIが診療データを学習し、頻繁に使用されるテンプレートや入力内容を予測して提案してくれるため、通常の電子カルテよりも素早い入力が可能になります。できる限り入力の手間を減らしたいと考えている医療機関には特におすすめです。

その他、電子カルテシステムやレセコンの導入にはセキュリティの問題も重視されている方が多いかと思いますが、CLIUSならNTTグループ独自の電子証明書を使用した機器認証により、データの改ざんや不正アクセスを防止してくれます。患者さんの情報を安全に管理できる電子カルテなので、多くの医療機関から選ばれています。

Medicom-HRf

Medicom-HRf

公式サイト:Medicom-HRf

Medicom-HRfは、PHCホールディングス株式会社が提供する電子カルテとレセコンが一体化されたシステムで、長年の実績と高いシェアを誇る医療情報システムです。

機能の一つである診療記録とレセプトの統合は、診療記録を入力すると同時にレセプトデータが自動的に生成されるため、診療内容がレセコンにリアルタイムで反映され、情報の一貫性と正確性が保たれます。

また、診療内容に基づいて自動的に診療報酬点数が計算される仕組みとなっています。これにより手動での計算作業が一切必要なくなるため、手間を軽減できるのはもちろん、ミスなども防げる特徴があります。

その他にもMedicom-HRfは、直感的な操作性とカスタマイズ性の高さが人気の理由の一つです。ユーザーが直感的に操作できるインターフェースを採用しているため、機械操作が苦手な方でもスムーズに扱えるようになるのが魅力の一つです。また、カスタマイズ性にも優れているため、医療機関のニーズに合わせた最適な操作環境を整えられるのもMedicom-HRfの特徴となっています。

BrainBoxCloud

BrainBoxCloud

公式サイト:BrainBoxCloud

BrainBoxCloudは、株式会社湯山製作所が提供する電子カルテとレセコンが一体化されたシステムです。AIを活用したクラウド型電子カルテであり、医療現場の効率化につながるシステムとして人気を集めています。

BrainBoxCloudの特徴としては、AIを活用することによって処方ミスや薬剤のミスなどを防げることです。リアルタイム処方チェックがあり、診療内容や処方情報をAIがリアルタイムでチェックすることで重大なミスを防ぐことが可能です。

また、BrainBoxCloudには文書作成支援機能も備わっています。これは、診療記録や処方情報に基づいて、必要な文書を自動で作成する機能です。診療情報提供書や処方箋などを素早く作成できるため、医療スタッフの作業負担軽減にもつながります。

その他にも、電子カルテとレセコンが一体化となっていることにより、診療記録の入力と同時に保険請求データも自動生成できます。これにより、二重入力が減らせるだけではなく、入力時に発生しやすいミスも減らせるなど幅広いメリットがあります。

まとめ

今回は、電子カルテとレセコンの違いを紹介しました。電子カルテは主に医療情報の管理のために医師が活用するものとなっており、レセコンは会計情報の管理のために事務員や会計士が使用するシステムです。それぞれ違うシステムとなっておりますが、どちらも医療機関にとって欠かすことができないシステムです。

電子カルテとレセコンはそれぞれサービスが提供されているものもあれば、一体型となっているシステムも存在します。特に一体型のシステムは幅広いメリットがありますので、両方の導入を検討している医療機関は、一体型のシステムの導入も検討してください。


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